京都 夜勤専従看護師

看護師1年目の学生生活とのギャップ

 理想と現実のギャップに関しては、看護師になってからというより、実習に出た時に強く感じました。私の理想と現実のギャップは、看護師の立ち居振る舞いについてでした。みんなとても誇りを持ってやっているだろうとか、患者さんや家族の癒しの存在なのだろう、と思っていたのですが、実際にはつまらなそうに仕事をしていたり、むすっと怒ったような顔をしている人も多いし、看護学生にだけでなく患者さんにも当たりが強い人も多くて、「こっちは忙しいんだから!」というオーラを漂わせて、業務におわれて必死になっている人が多いのにびっくりしました。
 私が行った実習の病院では、患者さんや家族に対しても丁寧語を使わずに、普通の友達に話しかけるような口調で話す人が多いことにも、教養の低さを感じて幻滅しました。看護はできるのかもしれないけど、社会人としては尊敬に値するかといわれると疑問に感じてしまうような人がたくさんいました。
 話し言葉でも、つまらなそうな態度とか、どことなく高飛車な感じは、仕事に対して真摯に向き合っている印象も薄くて、それまで看護師に対して少し崇高なイメージを持っていたのが一気に崩れました。でも、それが現実だなというのも感じたので、だからこそ私はそういう雰囲気の中でも、自分の姿勢でやっていきたいなという思いはずっとありました。
 確かに、看護師の仕事は時間でするべきことがたくさんあるのに、それ以外に呼ばれたり、しなければいけないことが山ほどあって毎日へとへとです。元気で、笑顔で、優しくいなければならないことに心底疲れることも多々あります。でも、やっぱり患者さんのために走り回ったり、命と深く関わることのできる看護師という職業は尊いものです。そこを忘れずに、理想の看護師像がただの理想で終わらないように頑張っていきたいと思っています。